停止距離の計算
ブレーキ機構つきタイプを使用する場合には、停止距離を計算し、必要十分なレール長さを確保してください。
停止距離の計算にあたって、いくつかのデータが必要となります。必要に応じて空気圧機器・油圧機器その他のメーカーに直接お問い合わせください。
- ブレーキ機構つき
公式
- リニアクランパ・ズィー®の品番・数量−A(個)
- 保持力−−−−−−−−−−−−−−−−F(N)
(各商品ページの寸法・性能表をご参照ください。) - 初速−−−−−−−−−−−−−−−−−V0(m/s)
- 重力加速度−−−−−−−−−−−−−−g(m/s2)
- 移動体の質量−−−−−−−−−−−−−m(kg)
- リアクションタイム−−−−−−−−−−tR(s)
(用語説明をご参照ください。) - レスポンスタイム−−−−−−−−−−−tA(s)
(各商品ページをご参照ください。) - 動摩擦係数−−−−−−−−−−−−−−μG
- 静摩擦係数−−−−−−−−−−−−−−μH
計算例
- 使用するリニアクランパ・ズィー®− UBPS-3501-ES1 1個
- 保持力−−−−−−−−−−−−−−F = 2800(N)
- 初速−−−−−−−−−−−−−−−V0 = 2(m/s)
- 重力加速度−−−−−−−−−−−−g = 9.81(m/s2)
- 移動体の質量−−−−−−−−−−−m = 50(kg)
- リアクションタイム−−−−−−−−tR = 0.06(s)
- レスポンスタイム−−−−−−−−−tA = 0.01(s)
- 動摩擦係数−−−−−−−−−−−−μG = 0.06
- 静摩擦係数−−−−−−−−−−−−μH = 0.1
リアクションタイム・レスポンスタイム・動摩擦係数・静摩擦係数は使用環境により変化します。事前に予備試験を行い、確認することを推奨いたします。
水平軸で使用する場合
空走距離の計算
SR=L0+L1=V0・(tR+tA)
SR:空走距離(m)
L1:リアクションタイム間の空走距離(m)
L1:レスポンスタイム間の空走距離(m)
空走距離の計算例
SR=2・(0.06+0.01)=0.14(m)
制動距離の計算

Wkin:運動エネルギ(J)
WFric:摩擦エネルギ(J)
SB:制動距離(m)
制動距離の計算例

停止距離の計算
SH=SR+SB
SH:停止距離(m)
停止距離の計算例
SH=0.14+0.06=0.2(m)
垂直軸で使用する場合
空走距離の計算
![]()
空走距離の計算例
![]()
制動距離の計算
V2=V0+g(tR+tA)

V2:ブレーキ開始時の速度(m/s)
制動距離の計算例
V2=2+9.81(0.06+0.01)≒2.69(m/s)

停止距離の計算
SH=SR+SB
停止距離の計算例
SH=0.164+0.152=0.316(m)
実際の停止距離を実機テストで確認してください。停止距離は、潤滑・温度・空気圧などの要因により変化します。





